花みどりミニ検定第199回 (2026/06/01~2026/06/30)
前回の解答と解説
第1問
問題
ドイツの文豪ゲーテは、東洋から伝えられたある植物の葉を見て、そこに西洋と東洋を結ぶ象徴的な意味を認め、詩に書きました。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1アカマツ
- 2イチョウ
- 3ヒノキ
- 4ラカンマキ
正解2イチョウ
解説
イチョウは東洋と西洋の交流なかで不思議な位置にあります。17世紀末に長崎の出島に来たドイツ人医師ケンペルが西洋に紹介したのが始まりとされ、分類学の祖リンネが学名をつけたのです。『西東詩集』のなかで自分をペルシアの詩人になぞらえたゲーテ(1749〜1832)は、このイチョウが西洋に入ってきた歴史に関心を持ち、また、その独特な形をした葉に深く興味をひかれました。
ゲーテは「イチョウ」と題した詩の中で、「これは/もともと一枚の葉が/裂かれて二枚になったのでしょうか/それとも二枚の葉が相手を見つけて/一枚になったのでしょうか」と自問し、そこに西洋と東洋の、別物でありながら切り離せない関係を見ています。
イチョウは、一科一属一種の特殊な裸子植物です。化石によってこの仲間が古生代からあったことが確認できています。世界的にみて針葉が多い裸子植物グループでは数少ない広い葉をもちます。
ゲーテは「イチョウ」と題した詩の中で、「これは/もともと一枚の葉が/裂かれて二枚になったのでしょうか/それとも二枚の葉が相手を見つけて/一枚になったのでしょうか」と自問し、そこに西洋と東洋の、別物でありながら切り離せない関係を見ています。
イチョウは、一科一属一種の特殊な裸子植物です。化石によってこの仲間が古生代からあったことが確認できています。世界的にみて針葉が多い裸子植物グループでは数少ない広い葉をもちます。
第2問
問題
この植物は広く世界中で栽培されていますが、その90%近くがアジアで生産(2007年現在)されています。粒の長い「インディカ種」と、粒の短い「ヤポニカ種」に大きく分けられます。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1コムギ
- 2トウモロコシ
- 3イネ
- 4ジャガイモ
正解3イネ
解説
お米はイネから収穫される穀物です。世界のお米の生産量は年間約6億6000万トンで、その90%近くがアジアで生産されています。全世界の人口の半分以上が米を主食にしています。お米は日本などで栽培されている「ヤポニカ種(ジャポニカ種)」と、インドや東南アジアなどで栽培されている「インディカ種」に大別され、一般に「ヤポニカ種(ジャポニカ種)」は米粒が丸くて粘り気があり、「インディカ種」は細長くて、炊くとぱさぱさしています。イネはもともと亜熱帯原産の水生植物で、育てるには高温と大量の水を必要とします。現在の栽培稲は原種の野生稲から長い年月をかけて品種改良され、気温が低い温帯でも栽培できるようになったものです。
第3問
問題
写真の植物は、昔から新芽がよく食用にされてきたものの一つです。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ウコギ
- 2ウド
- 3リョウブ
- 4アケビ
正解1ウコギ
解説
ウコギはウコギ科ウコギ属で、元来は中国原産の落葉低木です。長い葉柄をもつ掌状複葉が枝上の短枝に束生します。枝にはとげがあります。我が国への渡来は薬用木として古いのですが、現在では野生化して北海道から九州にかけての山野で見られます。
中国の薬酒「五加皮酒」は、この木の根皮を酒に漬けたもので、強壮効果のある酒として有名です。我が国では春の遅い北国や山間部で、野菜に先がけ若芽(若葉)をおひたしや和え物、天ぷらなどに利用したり、ご飯に混ぜて“ウコギ飯”として食べたりしています。和名のウコギは五加の中国読み“ウコ”に由来し、“ウコの木”から呼ばれています。ウドはウコギ科タラノキ属で属は異なりますが人気のある山菜です。
リョウブはリョウブ科の落葉小高木、アケビはアケビ科の落葉つる性植物で、いずれも山の幸として知られています。
中国の薬酒「五加皮酒」は、この木の根皮を酒に漬けたもので、強壮効果のある酒として有名です。我が国では春の遅い北国や山間部で、野菜に先がけ若芽(若葉)をおひたしや和え物、天ぷらなどに利用したり、ご飯に混ぜて“ウコギ飯”として食べたりしています。和名のウコギは五加の中国読み“ウコ”に由来し、“ウコの木”から呼ばれています。ウドはウコギ科タラノキ属で属は異なりますが人気のある山菜です。
リョウブはリョウブ科の落葉小高木、アケビはアケビ科の落葉つる性植物で、いずれも山の幸として知られています。
第4問
問題
この植物の根茎は、乾燥してから粉にしてスパイスとして利用されています。カレー粉特有の黄色はこのスパイスによります。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ショウガ
- 2ウコン
- 3サフラン
- 4ウイキョウ
正解2ウコン
解説
ウコンは地下に黄色の肥大した根茎を持つショウガ科の多年草です。
原産国はインドとされています。根茎をやわらかくなるまで煮て、乾燥させ、砕いてから繊維を取り去ったものがターメリックというスパイスです。穏やかな香りと辛味、独特の黄色が特徴です。ターメリックは、カレー粉の原料以外に、たくあん、マーガリン、チーズなどの着色料として利用されています。黄色の色素成分であるクルクミンには、健胃、外傷止血作用があり、民間薬としても利用されています。根茎は布や毛糸の染料としても使われ、防虫効果があり、昔から大切な書画骨董をウコン染めの風呂敷に包んで保管する習慣があります。
原産国はインドとされています。根茎をやわらかくなるまで煮て、乾燥させ、砕いてから繊維を取り去ったものがターメリックというスパイスです。穏やかな香りと辛味、独特の黄色が特徴です。ターメリックは、カレー粉の原料以外に、たくあん、マーガリン、チーズなどの着色料として利用されています。黄色の色素成分であるクルクミンには、健胃、外傷止血作用があり、民間薬としても利用されています。根茎は布や毛糸の染料としても使われ、防虫効果があり、昔から大切な書画骨董をウコン染めの風呂敷に包んで保管する習慣があります。
第5問
問題
東南アジア原産の植物の根茎で、黄色色素のクルクミンを含み、繊維を染める染料としては乾燥したものを用います。繊維を染めると虫を寄せつけないなどの利点もあります。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1トウモロコシ
- 2ゲッケイジュ
- 3ショウガ
- 4ウコン
正解4ウコン
解説
ウコンはショウガ科の多年生草本で、根茎部分を利用します。形状もショウガとたいへんよく似ています。台湾などでは自生しており、沖縄でも生活に定着した植物です。
クルクミンは水には溶けない性質があり、香りが少なく、辛味もなく、熱にも安定した色素であることから、料理にもいろいろな場で用いられ、カレー粉の黄色はこのウコンです。他にもバターやチーズに薄い黄色の着色が欲しいときにも用いられます。
クルクミンは水には溶けない性質があり、香りが少なく、辛味もなく、熱にも安定した色素であることから、料理にもいろいろな場で用いられ、カレー粉の黄色はこのウコンです。他にもバターやチーズに薄い黄色の着色が欲しいときにも用いられます。
第6問
問題
この植物の根茎には、クルクミンという黄色の色素が含まれており、スパイスや染料として利用されています。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ショウガ
- 2サフラン
- 3ウコン
- 4カラシナ
正解3ウコン
解説
ウコンはターメリックとして知られるショウガ科の多年草で、原産地はインドです。地下に内部の黄色の肥大した大きな根茎をもっています。根茎をやわらかくなるまで煮て、乾燥し、くだいてから繊維を取り去ったものを黄色の着色料スパイスとして用います。
穏やかな香りと辛味、独特の黄色が特徴です。ターメリックは、カレー粉の原料以外に、たくあん、マーガリン、チーズなどの着色料として利用されています。黄色の色素成分であるクルクミンには、健胃、外傷止血作用があり、ウコンは漢方生薬としても利用されています。
穏やかな香りと辛味、独特の黄色が特徴です。ターメリックは、カレー粉の原料以外に、たくあん、マーガリン、チーズなどの着色料として利用されています。黄色の色素成分であるクルクミンには、健胃、外傷止血作用があり、ウコンは漢方生薬としても利用されています。
第7問
問題
【 】に共通して当てはまる植物は何でしょうか?
【 】をかざしに関の晴着かな(芭蕉の弟子曽良の句)
【 】の垣根は夏の入り口(江戸時代の川柳)
【 】が咲いたぞ耳の穴を掘れ(江戸時代の川柳)
【 】をかざしに関の晴着かな(芭蕉の弟子曽良の句)
【 】の垣根は夏の入り口(江戸時代の川柳)
【 】が咲いたぞ耳の穴を掘れ(江戸時代の川柳)
- 1ウノハナ
- 2アジサイ
- 3カラタチ
- 4コデマリ
正解1ウノハナ
解説
ウノハナが咲き出すとホトトギスが南方からやってきます。その鳴き声を聞きもらさないように耳掃除をしておこうというのです。江戸っ子はホトトギスの初音を聞き、初ガツオを食べないと自慢ができなかったからです。その季節を知るのがまずウノハナの開花でした。
標準的な和名はウツギですが、ウノハナも別名として通用しています。
標準的な和名はウツギですが、ウノハナも別名として通用しています。
第8問
問題
「筍はのびて【 】腐しかな」(虚子)と詠まれるように、陰暦4月に降る長雨を、ある植物を腐らせるという意味で、「【 】くたし」と呼びました。
【 】に入る植物は何でしょうか?
【 】に入る植物は何でしょうか?
- 1ウノハナ
- 2サクラ
- 3コブシ
- 4フジ
正解1ウノハナ
解説
陰暦4月を卯月といい、この時期に降る梅雨の前の長雨を、「卯の花腐し」または「卯の花降し」と言いました。この言葉はすでに「うのはなぐたし」として『万葉集』(巻10)にもみられ、俳句の季語にもなっています。
筍はのびて卯の花腐しかな(虚子)
月明かり見せて卯の花下し哉(月斗)
暮れてゆく池に卯の花降し哉(月斗)
また、雨の名前にはさまざまな植物が見られます。
杏花雨 ・・・二十四節気の一つ清明にあたる4月5日ごろに杏の花が開く、そのころに降る雨。
桜雨 ・・・桜が咲くころに降る雨。
菜種梅雨・・・菜の花が咲くころにしとしとと降り続く暖かい雨。
茅花流し ・・・「茅花」はチガヤのこと。茅花の穂がほぐれるころに吹く南風のことだが、それに伴い降る雨のこともいう。
筍梅雨 ・・・筍が生えはじめるころに降る長雨。
麦雨 ・・・麦の穂が育ち実るころに降る雨。
などが代表的ですが、なんといっても、代表的なのが「梅雨」でしょう。「つゆ」の語源には諸説ありますが、「梅雨」の字をあてたのは、ちょうど梅の実が黄熟するころと重なるためだといわれています。
筍はのびて卯の花腐しかな(虚子)
月明かり見せて卯の花下し哉(月斗)
暮れてゆく池に卯の花降し哉(月斗)
また、雨の名前にはさまざまな植物が見られます。
杏花雨 ・・・二十四節気の一つ清明にあたる4月5日ごろに杏の花が開く、そのころに降る雨。
桜雨 ・・・桜が咲くころに降る雨。
菜種梅雨・・・菜の花が咲くころにしとしとと降り続く暖かい雨。
茅花流し ・・・「茅花」はチガヤのこと。茅花の穂がほぐれるころに吹く南風のことだが、それに伴い降る雨のこともいう。
筍梅雨 ・・・筍が生えはじめるころに降る長雨。
麦雨 ・・・麦の穂が育ち実るころに降る雨。
などが代表的ですが、なんといっても、代表的なのが「梅雨」でしょう。「つゆ」の語源には諸説ありますが、「梅雨」の字をあてたのは、ちょうど梅の実が黄熟するころと重なるためだといわれています。
第9問
問題
ドングリの殻斗の模様がうろこ形のものは落葉樹のものが多く、リング形のものは常緑樹ですが、例外として、常緑樹でもうろこ形の模様の殻斗を持つものがあります。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ウバメガシ
- 2カシワ
- 3シラカシ
- 4アラカシ
正解1ウバメガシ
解説
広い意味でのドングリには、コナラ属やマテバシイ属などがありますが、ここではコナラ属を対象とします。うろこ模様のドングリをつけるコナラ、カシワ、ウバメガシはコナラ亜属に属し、リング模様のドングリをつけるシラカシ、アラカシ、イチイガシはアカガシ亜属に属しています。
人手の入った雑木林にはコナラ亜属の植物が、植生が発達した照葉樹林にはアカガシ亜属の植物がよく見られます。関東地方の花粉化石から、最終氷期(2万年前ころ)にはコナラ亜属の植物が森林の主体で、1万年前ごろからアカガシ亜属の植物が増加してきたことがわかっており、現在では関東地方にも照葉樹林が成立しています。
人手の入った雑木林にはコナラ亜属の植物が、植生が発達した照葉樹林にはアカガシ亜属の植物がよく見られます。関東地方の花粉化石から、最終氷期(2万年前ころ)にはコナラ亜属の植物が森林の主体で、1万年前ごろからアカガシ亜属の植物が増加してきたことがわかっており、現在では関東地方にも照葉樹林が成立しています。
第10問
問題
1950年代頃まで、日本の家庭では薪や炭が主な燃料でした。炭の中には、火力の強い備長炭がありますが、備長炭の原木として広く知られている樹木はどれでしょうか?
- 1ミズナラ
- 2ウバメガシ
- 3マテバシイ
- 4クヌギ
正解2ウバメガシ
解説
1950年代頃までは、日本の家庭で使う燃料は薪と炭が中心で、これらの燃料は、農村や山村周辺の森林から供給されていました。その森林からは農業で使う堆肥などの有機物も供給されていました。かつてこのような里山は、全国にたくさんありました。里山にできる森林は、主に暖かい地方ではカシやシイなどの常緑広葉樹、寒冷な地方ではナラなどの落葉広葉樹からなり、それぞれの気候風土にもとづいた森林になります。
備長炭の原木は、ウバメガシが最も広く知られ、その他、アラカシなどのカシ類が用いられることもあります。備長炭は、火力の強さに特徴があり、現在でも調理用の炭として広く利用され、この他に多孔質な構造から、最近では家庭でも室内の消臭や炊飯用などにも用いられています。
備長炭の原木は、ウバメガシが最も広く知られ、その他、アラカシなどのカシ類が用いられることもあります。備長炭は、火力の強さに特徴があり、現在でも調理用の炭として広く利用され、この他に多孔質な構造から、最近では家庭でも室内の消臭や炊飯用などにも用いられています。
第11問
問題
わが国の太平洋沿岸に生えているブナ科の常緑広葉樹で、「備長炭」の名で有名な堅い炭の原料となる種類があります。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ウバメガシ
- 2ミズナラ
- 3シイノキ
- 4マテバシイ
正解1ウバメガシ
解説
ウバメガシは神奈川県以西の暖かい太平洋沿岸に分布する常緑広葉樹で、高さ10m、目通り直径60cmの高木もありますが、普通は3〜5mの高さで、根元から分枝して株立状になるものもあります。
昔から、薪炭材として利用され、直径6〜9cmの太さのものが伐採され、炭焼きに用いられました。特に、和歌山県地方では、うなぎの蒲焼き用の「備長炭」として生産され、炭質は堅く、たたくと金属音を出すほどです。火もちもよいことから今でも人気があります。
ウバメガシは、カシ類の中でも分枝が多く密生し、さらに葉は長さ3〜5cmの楕円形で小さく、庭木として利用されており、強い刈り込みにも耐えて萌芽するので、目隠し、生け垣などに植栽します。また塩害に強い木として知られています。
昔から、薪炭材として利用され、直径6〜9cmの太さのものが伐採され、炭焼きに用いられました。特に、和歌山県地方では、うなぎの蒲焼き用の「備長炭」として生産され、炭質は堅く、たたくと金属音を出すほどです。火もちもよいことから今でも人気があります。
ウバメガシは、カシ類の中でも分枝が多く密生し、さらに葉は長さ3〜5cmの楕円形で小さく、庭木として利用されており、強い刈り込みにも耐えて萌芽するので、目隠し、生け垣などに植栽します。また塩害に強い木として知られています。
第12問
問題
この植物は、落葉樹林の林床や林縁部に生え、芽生えてから6〜8年かけてようやく花が咲きますが、種子をつけた後に枯れてしまうという不思議な生活環を持っています。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1クロユリ
- 2ウバユリ
- 3クルマユリ
- 4チゴユリ

正解2ウバユリ
解説
ウバユリやオオウバユリは、かつてユリ属に含まれていたこともありますが、現在ではウバユリ属として分けられています。ユリ属の植物の葉脈が平行脈なのに対して、ウバユリ属の植物では網状脈になる特徴があります。ウバユリは日本全国に自生しますが、本州中北部の日本海側から東北、北海道にかけては、より大型の変種であるオオウバユリが分布しています。
ウバユリは地中に球根(鱗茎)をつくりますが、種子から発生した小さな株は、少しずつ球根を太らせながら成長し、6〜8年くらいになると根生葉の間から太い花茎を伸ばして、ラッパ型のりっぱな花をたくさん咲かせます。そうしてたくさんの種子をつくってあたりに飛散させると、その株は完全に枯れてしまうという変わった生活環を持っているのです。ただし、枯れた株のまわりには、すでに分球した小さな球根(娘鱗茎)が発生していることが多く、種子からよりも早く開花することができるのです。
ウバユリは地中に球根(鱗茎)をつくりますが、種子から発生した小さな株は、少しずつ球根を太らせながら成長し、6〜8年くらいになると根生葉の間から太い花茎を伸ばして、ラッパ型のりっぱな花をたくさん咲かせます。そうしてたくさんの種子をつくってあたりに飛散させると、その株は完全に枯れてしまうという変わった生活環を持っているのです。ただし、枯れた株のまわりには、すでに分球した小さな球根(娘鱗茎)が発生していることが多く、種子からよりも早く開花することができるのです。
第13問
問題
日本を代表する浮世絵師、歌川広重が描き、またゴッホが模写したことで知られる『【 】屋敷』という作品があります。
【 】に入る植物は何でしょうか?
【 】に入る植物は何でしょうか?
- 1サクラ
- 2ウメ
- 3リンゴ
- 4モクレン
正解2ウメ
解説
19世紀末のオランダの画家ゴッホは、その激しいタッチと強烈な色彩で、いまなお世界中で高い人気を呼んでいる画家です。当初、キリスト教の伝道師になろうとしていましたが、27歳のとき、画家を志しました。1886年、活動の場を求めてパリに移りますが、その直後からいっきょに、暗かった彼の色彩が花咲くように明るくなります。彼はパリで印象派の点描法による光あふれる色使いに出会ったのです。同時に、日本の浮世絵にもひとかたならぬ関心を寄せました。
当時のヨーロッパは、日本の芸術の斬新な構図、単純化された色面構成に、自分たちの芸術になかった可能性を見出しつつあるところでした。ゴッホもまた、画商サミュエル・ビングを通じて日本の浮世絵を知り、そこに自分の芸術のためのインスピレーションを求めています。浮世絵を油絵の具で模写したいくつかの作品はその成果の一つとして生まれました。渓斎英泉の『花魁』、歌川広重の『両国橋』、そして『梅屋敷』のゴッホによる模写作品はこうして誕生したのです。
この作品は『梅屋敷』といい、亀戸梅屋敷の梅林がモチーフです。
当時のヨーロッパは、日本の芸術の斬新な構図、単純化された色面構成に、自分たちの芸術になかった可能性を見出しつつあるところでした。ゴッホもまた、画商サミュエル・ビングを通じて日本の浮世絵を知り、そこに自分の芸術のためのインスピレーションを求めています。浮世絵を油絵の具で模写したいくつかの作品はその成果の一つとして生まれました。渓斎英泉の『花魁』、歌川広重の『両国橋』、そして『梅屋敷』のゴッホによる模写作品はこうして誕生したのです。
この作品は『梅屋敷』といい、亀戸梅屋敷の梅林がモチーフです。
第14問
問題
この植物は、大気汚染にとても敏感で、生えているところは空気がきれいだと考えることができます。庭のウメやカキの幹、あるいは墓石など、日がよく当たる場所に生えます。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ハナゴケ
- 2ゼニゴケ
- 3ギンゴケ
- 4ウメノキゴケ
正解4ウメノキゴケ
解説
この植物は、地衣類の仲間のウメノキゴケです。地衣類は、菌類と藻類が共生してつくりあげた植物体をもつ、とても変わった生物です。
ウメノキゴケは、ウメの木に着生しているために「梅の樹苔」と呼ばれ、それが和名として使われるようになりました。ウメノキゴケの仲間は非常に種類が多く、日本だけでも約80種ほどが知られています。よく似た地衣類としてマツゲゴケがあります。マツゲゴケは葉状体の縁に、まつげ状の突起がたくさんあることで、ウメノキゴケと区別できます。
地衣類やコケ植物など、一般に樹木や岩などに着生して生活する生物は、体の表面全体から必要な水分を吸収します。そのため、とりわけ大気汚染の影響を受けやすいと考えられており、きれいな空気のある場所に見つかることが多く、環境の指標植物として使われます。
ウメノキゴケは、ウメの木に着生しているために「梅の樹苔」と呼ばれ、それが和名として使われるようになりました。ウメノキゴケの仲間は非常に種類が多く、日本だけでも約80種ほどが知られています。よく似た地衣類としてマツゲゴケがあります。マツゲゴケは葉状体の縁に、まつげ状の突起がたくさんあることで、ウメノキゴケと区別できます。
地衣類やコケ植物など、一般に樹木や岩などに着生して生活する生物は、体の表面全体から必要な水分を吸収します。そのため、とりわけ大気汚染の影響を受けやすいと考えられており、きれいな空気のある場所に見つかることが多く、環境の指標植物として使われます。
第15問
問題
初夏のころから風知草の名で売られていることが多く、日本特産の一属一種のイネ科の植物で、箱根産の草という意味の属名がつけられています。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ヤブラン
- 2ウラハグサ
- 3タンチク
- 4カキツバタ
正解2ウラハグサ
解説
ウラハグサはイネ科ウラハグサ属、日本特産の一属一種の多年草です。属名のHakonechloaはHakone(箱根)とギリシァ語のchloa(草)の意味で箱根付近に多く見られることから、植物学者の牧野富太郎が命名しました。
分布は本州中部の太平洋岸特産で、渓谷の斜面などに自生しています。ウラハグサの名は、葉が基部で裏返しになっており、緑色で葉の表面に見えているのは葉の裏側で、葉の本当の表は白色を帯び裏側にあることからつけられたものです。また、わずかの風でも葉が動くので、風知草とも呼ばれています。
園芸店では葉に白や黄色の斑の入った園芸品種がこの名前で売られていることが多いようです。
分布は本州中部の太平洋岸特産で、渓谷の斜面などに自生しています。ウラハグサの名は、葉が基部で裏返しになっており、緑色で葉の表面に見えているのは葉の裏側で、葉の本当の表は白色を帯び裏側にあることからつけられたものです。また、わずかの風でも葉が動くので、風知草とも呼ばれています。
園芸店では葉に白や黄色の斑の入った園芸品種がこの名前で売られていることが多いようです。
第16問
問題
二つのものがよく似ていることを「【 】ふたつ」と言います。
【 】に入る植物は何でしょうか?
【 】に入る植物は何でしょうか?
- 1カキ
- 2ナシ
- 3ウリ
- 4マメ
正解3ウリ
解説
昔の日本でいう「ウリ」は、今のマクワウリやシロウリの仲間です。
「ウリふたつ」というと、形の似たウリが並んでいるように思うかもしれませんが、江戸時代初めの『毛吹草』という書物を見ると、「ウリふたつにわりたるごとし−ウリをふたつに割ったようだ−」とありますから、半分にしたウリが互いに似ていることから来た言葉のようです。
万葉集では、山上憶良がよんだ有名な歌もあります。
瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ……(ウリを食べると、子どものことが思い出される。栗を食べると、それにもまして子どものことがしのばれる……)
「ウリふたつ」というと、形の似たウリが並んでいるように思うかもしれませんが、江戸時代初めの『毛吹草』という書物を見ると、「ウリふたつにわりたるごとし−ウリをふたつに割ったようだ−」とありますから、半分にしたウリが互いに似ていることから来た言葉のようです。
万葉集では、山上憶良がよんだ有名な歌もあります。
瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ……(ウリを食べると、子どものことが思い出される。栗を食べると、それにもまして子どものことがしのばれる……)
第17問
問題
親子関係を表すことわざで、「ウリのつるに【 】はならぬ」というのがあります。
【 】に入る植物は何でしょうか?
【 】に入る植物は何でしょうか?
- 1アズキ
- 2ゴマ
- 3ナス
- 4カキノキ
正解3ナス
解説
親が平凡なのに子が優秀で、意外に感じられる親子を昔の人は、「トンビがタカを生む」と表現しました。おもに死んだ動物の肉を食べ、のんびりと上空を舞うトンビより、生きた動物を素早く襲い、捕食するタカが上位に見られていたのです。これとは反対に「ウリのつるにナスビはならぬ」という言いまわしがあります。ウリ科とナス科は科が異なるので、ウリにナスがなることはありません。親子関係をつるにたとえ、親づるからは、同じ果実しかできない、つまり「蛙の子は蛙」で、平凡な親から非凡な子は生まれないというたとえです。
第18問
問題
ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』で、主人公のトラップ一家が合唱コンクールに出て優勝したときに歌った曲の中で、植物の名前をタイトルにしたものがありますが、何という植物でしょうか?
- 1クロッカス
- 2エーデルワイス
- 3マリーゴールド
- 4ビスカリア
正解2エーデルワイス
解説
1965年製作のアメリカ映画『サウンド・オブ・ミュージック』(ロバート・ワイズ監督)は、世界中で大ヒットしたミュージカル作品です。 物語の背景は、第二次世界大戦前夜。ザルツブルクの修道女マリアがトラップ大佐の子供たちの家庭教師となり、持ち前のやさしさと明るさで、子供たちを指導し、ついには大佐と結婚します。その後、一家はナチスの台頭を嫌ってスイスへ亡命しますが、この逃避行で彼らが越えたアルプスの山に、エーデルワイスが自生しています。
エーデルワイスはキク科の多年草で、基本種はヨーロッパのピレネー、アルプスやカルパティア山脈に自生する高山植物です。高さは10〜20cmで、全体が白い綿毛でおおわれ、花序の基部は数枚から十数枚の苞葉が放射状に並んでいるために花のように見えます。この苞葉に囲まれるように、数個の頭花を密集してつけます。
エーデルワイスはキク科の多年草で、基本種はヨーロッパのピレネー、アルプスやカルパティア山脈に自生する高山植物です。高さは10〜20cmで、全体が白い綿毛でおおわれ、花序の基部は数枚から十数枚の苞葉が放射状に並んでいるために花のように見えます。この苞葉に囲まれるように、数個の頭花を密集してつけます。
第19問
問題
この植物の果実は、つぶして川に流すと泡が立ち、川魚が麻痺して浮いてくるところを捕まえるという、今は禁止されている毒流し漁に用いられていました。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ニガキ
- 2エゴノキ
- 3ドクウツギ
- 4ムクロジ
正解2エゴノキ
解説
エゴノキの果実は径1cmほどの卵球形で、果皮にエゴサポニンを含み、つぶして水に入れると泡立ちます。
この泡を洗濯に利用したり、川に流してウナギなどの魚をとるのに用いました。セッケンノキ、ドクノミやウオヅリノキなどの方言がそのことを表しています。泡が呼吸器である鰓に付着し、呼吸困難になるため麻痺すると考えられます。このままだと下流部に広く影響を与えますので、下流にサツマイモのつるを浮かべ、泡をせき止めていたようです。これも資源を絶やさないようにした先人たちの知恵と考えられます。しかし、エゴノキの実の毒には速効性はありますが麻痺から覚めると、魚は元気に泳ぎだすといいます。このほか、サンショウの果実、ヤナギタデの全草、アブラチャンの実なども使われていました。特に、サンショウとエゴノキの実を混ぜて使うと効果があったといいます。
この泡を洗濯に利用したり、川に流してウナギなどの魚をとるのに用いました。セッケンノキ、ドクノミやウオヅリノキなどの方言がそのことを表しています。泡が呼吸器である鰓に付着し、呼吸困難になるため麻痺すると考えられます。このままだと下流部に広く影響を与えますので、下流にサツマイモのつるを浮かべ、泡をせき止めていたようです。これも資源を絶やさないようにした先人たちの知恵と考えられます。しかし、エゴノキの実の毒には速効性はありますが麻痺から覚めると、魚は元気に泳ぎだすといいます。このほか、サンショウの果実、ヤナギタデの全草、アブラチャンの実なども使われていました。特に、サンショウとエゴノキの実を混ぜて使うと効果があったといいます。
第20問
問題
エゴノキは野山に自生し、公園にも植えられる落葉樹です。そのエゴノキの枝に、写真のようなものを見つけましたが、これは何でしょうか?
- 1花
- 2実
- 3虫こぶ
- 4冬芽
正解3虫こぶ
解説
これはエゴノキにできる虫こぶで、ネコの足を思わせることから「エゴノネコアシ」と呼ばれます。エゴノキの腋芽にエゴノネコアシアブラムシが寄生することによって生じる、エゴノキ特有の虫こぶです。いくつかの房に分かれて、バナナの房のような形をしています。花が終わった後の初夏には、直径3〜4cmほどのかたまりになり、房を割ると中にアブラムシがすんでいます。7月ごろに房の先端に穴があき、羽の生えたアブラムシが外に出てイネ科のアシボソに移動し、は空き家になります。空き家になった後も虫こぶは枝に残り、翌春には黒くひからびて枝に残っていることもあります。
一般に虫こぶは、植物にアブラムシやタマバチなどが寄生することによって生じます。植物の種類により、また寄生する虫の種類によって、それぞれ独特の形や色をした虫こぶができます。
一般に虫こぶは、植物にアブラムシやタマバチなどが寄生することによって生じます。植物の種類により、また寄生する虫の種類によって、それぞれ独特の形や色をした虫こぶができます。





