花みどりミニ検定第193回 (2025/12/01~2025/12/31)
前回の解答と解説
第1問
問題
冬に開花中のシクラメンの鉢植えを育てる場合、最適な水の与え方はどれでしょう?
- 1土の表面が乾いてきたら、日中に、鉢の底穴から水があふれるくらいたっぷり与える。
- 21週間に1回、決まった時間に決まった量を規則正しく与える。
- 3土の表面が乾いてきたら、夕方に、鉢の底穴から水があふれるくらいたっぷりと与える。
- 4毎朝1回、土の表面が湿る程度の水を与える。
正解1土の表面が乾いてきたら、日中に、鉢の底穴から水があふれるくらいたっぷり与える。
解説
シクラメンは過湿な土壌環境を嫌いますが、開花中は適度な水分補給が必要です。土の表面に触れて乾いているのを確かめてから、暖かい日中に、たっぷり与えるのが基本です。
鉢の大きさや植物の状態によって土の乾く速さは異なるので、その時々の植物や土の状態を確認してから水やりすることが大切です。土の表面だけぬれるような与え方では、水が土中に染みこまず、根から水分を十分吸収することができません。鉢底からあふれ出るくらいたっぷりと与えることで、土中の空気を追い出して酸素を供給するのに役立ち、根の健康を保つ効果もあります。また、夕方与えると、夜間の冷え込みで凍ったりして、根が傷むことがあります。早朝や夕方、夜間の水やりは避けるようにしましょう。
鉢の大きさや植物の状態によって土の乾く速さは異なるので、その時々の植物や土の状態を確認してから水やりすることが大切です。土の表面だけぬれるような与え方では、水が土中に染みこまず、根から水分を十分吸収することができません。鉢底からあふれ出るくらいたっぷりと与えることで、土中の空気を追い出して酸素を供給するのに役立ち、根の健康を保つ効果もあります。また、夕方与えると、夜間の冷え込みで凍ったりして、根が傷むことがあります。早朝や夕方、夜間の水やりは避けるようにしましょう。
第2問
問題
俳句には「季語」という、句の季節を示すために詠み込まれる言葉があり、多くの植物が季語になっています。
「スイセン(ニホンズイセン)」はどの季節の季語でしょうか?
「スイセン(ニホンズイセン)」はどの季節の季語でしょうか?
- 1春
- 2夏
- 3秋
- 4冬
正解4冬
解説
ニホンズイセンは雪中花の別名を持つように、寒さに負けず雪の中でも芳香を放ちながら花を咲かせる、冬の季語としてふさわしい植物です。
水仙や白き障子のとも映り(芭蕉)
水仙の香やこぼれて雪の上(千代女)
家ありてそして水仙畑かな(一茶)
スイセンといえば、自分の姿に見とれて花と化したナルキッソスの話が有名ですが、中国では別名の女史花について、こんな話もあります。
「昔、長離橋というところに姚姥と呼ばれる文才に優れた女性がいた。ある11月の大寒の夜半、星が地に落ちて一叢の水仙となり、その香りがかんばしく、摘んで食べた夢を見た。そこで目が覚め、それからしばらくして一女を生んだ。その娘も文才に富み、母の夢にちなんで観星女史と呼ばれた。以来、その娘の名にちなんで水仙を女史花と呼ぶようになったという。」
この話ではスイセンを食べていますが、実際は有毒植物です。
水仙や白き障子のとも映り(芭蕉)
水仙の香やこぼれて雪の上(千代女)
家ありてそして水仙畑かな(一茶)
スイセンといえば、自分の姿に見とれて花と化したナルキッソスの話が有名ですが、中国では別名の女史花について、こんな話もあります。
「昔、長離橋というところに姚姥と呼ばれる文才に優れた女性がいた。ある11月の大寒の夜半、星が地に落ちて一叢の水仙となり、その香りがかんばしく、摘んで食べた夢を見た。そこで目が覚め、それからしばらくして一女を生んだ。その娘も文才に富み、母の夢にちなんで観星女史と呼ばれた。以来、その娘の名にちなんで水仙を女史花と呼ぶようになったという。」
この話ではスイセンを食べていますが、実際は有毒植物です。
第3問
問題
落葉樹の剪定は、冬に行うのが一般的ですが、落葉後なるべく早く剪定を行うほうがよい樹もあります。
この植物はどれでしょうか?
この植物はどれでしょうか?
- 1ケヤキ
- 2ナツツバキ
- 3ヤマモミジ
- 4サルスベリ
正解3ヤマモミジ
解説
ヤマモミジやイロハモミジなどのカエデ属の落葉樹は、しなやかな枝ぶりが好まれ、新緑も美しいことから庭木として人気があります。この仲間は、落葉樹の中では、休眠期間が非常に短いことで知られています。関東以西では年が明けるころには休眠から覚めるため、年明け以降に枝を切ると、切り口から樹液が吹き出して衰弱してしまったり、ひどい場合はそこから木が腐って幹にウロができてしまうこともあります。
そのため、なるべく年内に剪定を終える必要があります。休眠期間以外に剪定する場合には、太めの枝は切るのを避けるなど、軽い剪定にとどめるようにします。また、切り口を雨などから保護する必要があります。樹木専用の殺菌効果のある癒合剤を塗布するのも有効です。
そのため、なるべく年内に剪定を終える必要があります。休眠期間以外に剪定する場合には、太めの枝は切るのを避けるなど、軽い剪定にとどめるようにします。また、切り口を雨などから保護する必要があります。樹木専用の殺菌効果のある癒合剤を塗布するのも有効です。
第4問
問題
この植物は古くから冬至に食べると病気にならないといわれたりします。また、アメリカではハロウィーンになくてはならないものです。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1スイカ
- 2メロン
- 3カボチャ
- 4ヘチマ
正解3カボチャ
解説
黄色野菜であるカボチャ(ウリ科)は、果実は夏に収穫しますが、貯蔵性に優れているので、冬至に食べる習慣ができました。花が大きいため仕組みが見やすく、雄花と雌花の区別がわかりやすいことなどから、理科教材としてもよく使用されます。
ウリ科の実は果肉の性質により、さまざまに利用されており、生で食べられるスイカとメロン、調理して食べるカボチャ、果肉の繊維を利用するヘチマ、中をくり抜いて乾かし、器として用いるヒョウタンなど、いろいろなものがあります。
近年は、観賞用のカボチャも盛んに栽培されるようになり、生垣や棚仕立てにして楽しむ人がふえました。家畜の餌用に栽培しているカボチャには重さが200から300kg以上になるものもあり、大きさ比べのコンテストをしているところもあります。
ウリ科の実は果肉の性質により、さまざまに利用されており、生で食べられるスイカとメロン、調理して食べるカボチャ、果肉の繊維を利用するヘチマ、中をくり抜いて乾かし、器として用いるヒョウタンなど、いろいろなものがあります。
近年は、観賞用のカボチャも盛んに栽培されるようになり、生垣や棚仕立てにして楽しむ人がふえました。家畜の餌用に栽培しているカボチャには重さが200から300kg以上になるものもあり、大きさ比べのコンテストをしているところもあります。
第5問
問題
雄花と雌花が同じ株に咲き、外見上これらの区別のつく植物があります。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ベゴニア
- 2チューリップ
- 3バラ
- 4アヤメ
正解1ベゴニア
解説
ベゴニアの仲間は、花がたくさんかたまってついていますが、その中に雄花と雌花があります。雄花は花の下に3枚の翼状の突起をもつ子房がついているので一目で雌雄の区別がつきます。また雌花の花びらは、2枚が大きな「萼」、3枚が「花弁」です。
雄花には子房がなく、4枚の花びらのうち大きな2枚は「萼」で、小さな2枚は「花弁」です。種類によっては花弁が退化してないものがあり、2枚の「萼」が花弁のように目立ちます。
雄花には子房がなく、4枚の花びらのうち大きな2枚は「萼」で、小さな2枚は「花弁」です。種類によっては花弁が退化してないものがあり、2枚の「萼」が花弁のように目立ちます。
第6問
問題
山地の尾根などに生えるこの木は、大木にもなります。また、木材は建築用のほか、卒塔婆や柩などの葬具にも使われます。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1アスナロ
- 2アカマツ
- 3ヒノキ
- 4モミ
正解4モミ
解説
東京都奥多摩の日の出町一帯はこのモミを使う地場産業として卒塔婆生産が知られています。元来、奥多摩の尾根にたくさん生えていたモミを切って利用したことが始まりですが、現在では日本各地からモミをはじめ針葉樹を購入して塔婆生産をしています。塔婆は直接墨で文字を書くので材色が白いと効果的であること、安価な材料であったためこうした利用に向けられたのでしょう。棺桶などの葬具も同じ理由です。
一方、こうした白い材は洋風な感じがしますのでキャンディーやチョコレートといった菓子を入れるパッケージにシナノキとともに使われます。また、スイスの民族楽器でよく知られているアルペンホルンはヨーロッパ産のモミを使って作られています。
しかしながら現在、モミは受難の木のひとつです。大気汚染等の環境劣化に対し弱いので、衰弱や枯死が各地で起きています。
一方、こうした白い材は洋風な感じがしますのでキャンディーやチョコレートといった菓子を入れるパッケージにシナノキとともに使われます。また、スイスの民族楽器でよく知られているアルペンホルンはヨーロッパ産のモミを使って作られています。
しかしながら現在、モミは受難の木のひとつです。大気汚染等の環境劣化に対し弱いので、衰弱や枯死が各地で起きています。
第7問
問題
春に咲くこの植物の紅紫色の花はミツバチの大好物です。かつては土地を肥やす目的で冬の田んぼで栽培されていました。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1タガラシ
- 2ネムノキ
- 3ゲンゲ(レンゲソウ)
- 4タビラコ
正解3ゲンゲ(レンゲソウ)
解説
ゲンゲ(マメ科)は中国原産の越年草です。レンゲソウともいわれるこの植物が一面に紅紫色の花を咲かせる様はかつては春の風物詩で、花を摘んで冠を編むなど、子供たちの遊びにも大切な植物でした。
他の多くのマメ科植物と同じように、その根に着く粒(根粒)の中にはバクテリアがすみ、空気中の窒素を固定して植物が肥料として利用できる形に変えるため、縁肥(植物をそのまま土にすき込んで肥料とする)として広く栽培されていました。
はちみつをとるための植物としても重要でした。化学肥料の利用が多くなり、水田作りが早まったため、土にすき込んで十分肥料化する時間がなくなってしまい、ゲンゲ畠はあまり見られなくなりましたが、観光用に栽培したものや河原や、土手などで野生化したものを見ることができます。
他の多くのマメ科植物と同じように、その根に着く粒(根粒)の中にはバクテリアがすみ、空気中の窒素を固定して植物が肥料として利用できる形に変えるため、縁肥(植物をそのまま土にすき込んで肥料とする)として広く栽培されていました。
はちみつをとるための植物としても重要でした。化学肥料の利用が多くなり、水田作りが早まったため、土にすき込んで十分肥料化する時間がなくなってしまい、ゲンゲ畠はあまり見られなくなりましたが、観光用に栽培したものや河原や、土手などで野生化したものを見ることができます。
第8問
問題
写真は、3種類の木の実でつくった工芸品です。目はフウセンカズラの種子、髪の毛はスズカケノキの痩果の毛です。
これは何の植物の種子でしょうか?
これは何の植物の種子でしょうか?
- 1トチノキ
- 2モミジバフウ
- 3スズカケノキ
- 4マテバシイ
正解1トチノキ
解説
写真のように光沢のある大きな丸い種子は、「さく果」の中に包まれたトチノキだけです。
マテバシイの実も大きいのですが、楕円形〜長楕円形で「堅果」と呼ばれます。また、モミジバフウとスズカケノキは「痩果」が集まった集合果で、表面はざらつきます。
マテバシイの実も大きいのですが、楕円形〜長楕円形で「堅果」と呼ばれます。また、モミジバフウとスズカケノキは「痩果」が集まった集合果で、表面はざらつきます。
第9問
問題
法面の保護材料には外国産のイネ科植物がよく用いられていますが、風土性、景観性などの視点から在来種の利用も試みられています。
写真の植物もその1つですが、これは何の植物でしょうか?
写真の植物もその1つですが、これは何の植物でしょうか?
- 1オギ
- 2アシ
- 3チガヤ
- 4チカラシバ
正解3チガヤ
解説
チガヤはイネ科チガヤ属に含められる植物で、国内では北海道から沖縄まで広く分布しています。初夏に開花し、冠毛は白く目立ち、綿のようで美しく、ススキやシバと並んで日本の半自然草原の代表種であるとともに、畑地、路傍、畔、堤防、海浜等によく生育しています。
身近な植物であるため『日本書紀』、『風土記』、『万葉集』、『古今集』、『枕草子』、『源氏物語』など、たくさんの古典にでています。また6月、夏越の大祓の神事に茅ガヤやススキで作った大きな輪「芽の輪」をくぐって心身のけがれを祓う行事は今も見かけるところです。
法面の保護材料には土壌の保持力や種子の発芽力などが要求されますが、チガヤはそれらの点においてもたいへん優れていることが明らかになっています。また、スミレ、オミナエシ、キキョウ、リンドウ、カワラナデシコ、ツリガネニンジンなどの各種の野生動物と共存することから、種の多様性保全の観点からも有効性が報告されています。
※法面:盛り土や切り取りによってできた土手などの人工的な傾斜面。施工後日数がたっていないと、大雨などで崩壊することがある。
身近な植物であるため『日本書紀』、『風土記』、『万葉集』、『古今集』、『枕草子』、『源氏物語』など、たくさんの古典にでています。また6月、夏越の大祓の神事に茅ガヤやススキで作った大きな輪「芽の輪」をくぐって心身のけがれを祓う行事は今も見かけるところです。
法面の保護材料には土壌の保持力や種子の発芽力などが要求されますが、チガヤはそれらの点においてもたいへん優れていることが明らかになっています。また、スミレ、オミナエシ、キキョウ、リンドウ、カワラナデシコ、ツリガネニンジンなどの各種の野生動物と共存することから、種の多様性保全の観点からも有効性が報告されています。
※法面:盛り土や切り取りによってできた土手などの人工的な傾斜面。施工後日数がたっていないと、大雨などで崩壊することがある。
第10問
問題
在来種を脅かす帰化植物は日本でも問題となっていますが、海外で問題となっている日本の在来種もあります。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1イタドリ
- 2アズマネザサ
- 3カントウタンポポ
- 4ナズナ
正解1イタドリ
解説
イタドリは1825年、園芸用に英国に導入されました。その後、鉄道や道路を伝わって広がり、周辺の在来草木を駆逐しています。現在では北ヨーロッパにも広く見られ、国際自然保護連合(IUCN)から「世界の外来侵入種ワースト100」にも選ばれています。
イタドリは、地下茎により無性的に増殖します。刈り払ってもすぐ復活し、また、除草剤耐性も強いといわれています。
イタドリは若芽の皮をむき、食用としますがシュウ酸を多く含み、酸味があり、たくさん食べると舌が痛く、下痢になることもあります。第二次世界大戦では若葉を乾燥させてたばこの代用品としました。
イタドリは、地下茎により無性的に増殖します。刈り払ってもすぐ復活し、また、除草剤耐性も強いといわれています。
イタドリは若芽の皮をむき、食用としますがシュウ酸を多く含み、酸味があり、たくさん食べると舌が痛く、下痢になることもあります。第二次世界大戦では若葉を乾燥させてたばこの代用品としました。
第11問
問題
次の植物はどれも日本人に馴染み深いものですが、1つだけ中国から渡ってきたものがあります。どれでしょうか?
- 1アヤメ
- 2サツキ
- 3ウメ
- 4アジサイ
正解3ウメ
解説
ウメは中国原産の植物で、四川省および湖北省の山岳地帯に野生の木があるといわれます。日本に渡来した時期は、『万葉集』にウメが数多く詠まれていることから、奈良時代以前であったと考えられます。
当初は薬用植物として渡来し、のちに食用、観賞用に数多くの品種が日本で独自に改良されました。
アヤメは北海道から九州のやや乾いた草地に自生、サツキは本州(神奈川県西部から近畿地方、山口県)と九州(屋久島まで)の渓流沿いに自生しています。また、アジサイは本州(房総半島、三浦半島、伊豆半島、紀伊半島南部)と四国(足摺岬)に自生するガクアジサイから改良されたものです。
当初は薬用植物として渡来し、のちに食用、観賞用に数多くの品種が日本で独自に改良されました。
アヤメは北海道から九州のやや乾いた草地に自生、サツキは本州(神奈川県西部から近畿地方、山口県)と九州(屋久島まで)の渓流沿いに自生しています。また、アジサイは本州(房総半島、三浦半島、伊豆半島、紀伊半島南部)と四国(足摺岬)に自生するガクアジサイから改良されたものです。
第12問
問題
この植物は、垣根を通り抜けて、その向こうまで茎が伸びていくというところから名前がつけられました。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ヤブガラジ
- 2ツユクサ
- 3カキドオシ
- 4カタバミ
正解3カキドオシ
解説
カキドオシは、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾、シベリア東部などに分布する、道ばたでごく普通に見られるシソ科の多年草です。
つる状の茎ははじめ直立して5?25cmほどになりますが、花が終わるころから地面に倒れて地表をはうようになり、長さ1m以上に達するほどさかんに成長するので、カキドオシ(垣通し)という名前がつけられています。英名では、「地をはうキヅタ」の意味から「グラウンドアイビー」と呼ばれています。
葉は対生し、長い柄のある腎円形で直径1?5cm程度、先は丸く基部は心形となり、ふちには鈍い鋸歯があります。
民間薬として子供の疳をとる薬として使われたことがあり、カントリソウ(疳取草)と呼ばれることもあります。
斑入りの園芸品種も栽培されており、花色を引き立てたり、しだれるさまを演出する材料としてハンギングバスケットやコンテナガーデンに使われますが、地植えにすると他の植物をおおうほどの成長で、はびこりすぎることがあるので気をつけなければなりません。
つる状の茎ははじめ直立して5?25cmほどになりますが、花が終わるころから地面に倒れて地表をはうようになり、長さ1m以上に達するほどさかんに成長するので、カキドオシ(垣通し)という名前がつけられています。英名では、「地をはうキヅタ」の意味から「グラウンドアイビー」と呼ばれています。
葉は対生し、長い柄のある腎円形で直径1?5cm程度、先は丸く基部は心形となり、ふちには鈍い鋸歯があります。
民間薬として子供の疳をとる薬として使われたことがあり、カントリソウ(疳取草)と呼ばれることもあります。
斑入りの園芸品種も栽培されており、花色を引き立てたり、しだれるさまを演出する材料としてハンギングバスケットやコンテナガーデンに使われますが、地植えにすると他の植物をおおうほどの成長で、はびこりすぎることがあるので気をつけなければなりません。
第13問
問題
木の枝に寄生して育つ寄生植物で、クリスマスには欠かせず、クリスマスカードのデザインにもよく描かれます。イギリスには、この枝を束ねて飾った下では男性が女性にキスをすることが許されるという独特の慣習もあります。
この植物の英名は何でしょうか?
この植物の英名は何でしょうか?
- 1マートル
- 2ミスルトー
- 3ローレル
- 4エルダー
正解2ミスルトー
解説
和名はセイヨウヤドリギで、落葉樹ならほとんどどんな木にも寄生しますが、特にカシ、ポプラ、リンゴなど樹皮の柔らかい木につきます。日本でもこの変種がエノキ、クリ、サクラなどに寄生しています。5月に黄色い花が咲き、冬に白い真珠のような実をつけます。この実がツグミの好物で、この鳥によって寄生する木に運ばれます。ミスルトーの語源はアングロサクソン語のミスルタンで、ミステルはヤドリギと鳥もちの両方の意味を持っていて、ヤドリギの実をつぶすと出るねばねばとした粘液が、鳥もちに利用されたことをあらわしています。タンは枝の意です。
ヤドリギは冬になっても枯れないだけではなく、大地に根を持たないで生活していることでも、神秘的な木として尊ばれていました。キリスト教以前のドルイド教では新しい年が始まるとき、僧侶が白衣で木に登り、黄金の鎌で枝を切る儀式がありましたが、この切りとったヤドリギは、万病の薬でとくにすべての毒を無力にするといわれていました。
「ミスルトーの下でのキス」の由来は、北欧神話の光の神バルダーの伝説にもとづいています。白い実はバルダーの母、愛の女神フリガの歓喜の涙であり、そこから愛のシンボルとしてクリスマスに飾られるようになったというものです。
ヤドリギは冬になっても枯れないだけではなく、大地に根を持たないで生活していることでも、神秘的な木として尊ばれていました。キリスト教以前のドルイド教では新しい年が始まるとき、僧侶が白衣で木に登り、黄金の鎌で枝を切る儀式がありましたが、この切りとったヤドリギは、万病の薬でとくにすべての毒を無力にするといわれていました。
「ミスルトーの下でのキス」の由来は、北欧神話の光の神バルダーの伝説にもとづいています。白い実はバルダーの母、愛の女神フリガの歓喜の涙であり、そこから愛のシンボルとしてクリスマスに飾られるようになったというものです。
第14問
問題
マツ科の樹木はほとんどが常緑の針葉樹ですが、なかには落葉性のものもあります。
次の中で、落葉性のものはどれでしょう?
次の中で、落葉性のものはどれでしょう?
- 1アカマツ
- 2エゾマツ
- 3カラマツ
- 4ハイマツ
正解3カラマツ
解説
カラマツは、我が国唯一の自生落葉針葉樹です。
針葉樹は、北方系の植物が多い中で、マツ科の樹木は熱帯地方まで広く分布しています。カラマツは、主として本州中部に分布していますが、植林されることによって、本州中部以南でも標高の高い場所に生育し、東北や北海道などの寒冷地の重要な造林木となっています。
樹高が30mにもなる高木で、極端な陽性地、山火跡地などに一斉林を作り、火災指標植物となります。また、植林も一団として造成するため、周囲の樹林に対し目立ちます。幹が直立して枝が多く、その樹形はマツ科の樹木の中で最も美しいもののひとつです。
針葉樹の中で春先の新緑がひときわ美しく、多くの人を魅了し、また落葉する前の葉は黄金色となり、広葉樹などの紅葉にも負けない美しさを見せてくれます。
針葉樹は、北方系の植物が多い中で、マツ科の樹木は熱帯地方まで広く分布しています。カラマツは、主として本州中部に分布していますが、植林されることによって、本州中部以南でも標高の高い場所に生育し、東北や北海道などの寒冷地の重要な造林木となっています。
樹高が30mにもなる高木で、極端な陽性地、山火跡地などに一斉林を作り、火災指標植物となります。また、植林も一団として造成するため、周囲の樹林に対し目立ちます。幹が直立して枝が多く、その樹形はマツ科の樹木の中で最も美しいもののひとつです。
針葉樹の中で春先の新緑がひときわ美しく、多くの人を魅了し、また落葉する前の葉は黄金色となり、広葉樹などの紅葉にも負けない美しさを見せてくれます。
第15問
問題
20世紀最後のサミット、九州・沖縄サミットにおいて、アメリカのクリントン大統領は訪れた「平和の礎」で、女子高校生から花の一部が鳥の形に似た植物を贈られました。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ハイビスカス
- 2ブーゲンビリア
- 3コチョウラン
- 4ゴクラクチョウカ
正解4ゴクラクチョウカ
解説
ゴクラクチョウカはバショウ科の多年草で、原産国は南アフリカです。高さは1m前後にもなり、鮮やかなオレンジ色の萼片と濃青色の花弁からなる花の様子が、ゴクラクチョウカを思わせます。
属名のStrelitziaはイギリス国王ジョージ3世(1738?1820)の王妃の名にちなんでつけられました。
日本でも、沖縄をはじめとする暖地で栽培されています。また、世界各国で多くの園芸品種がつくられ、切り花などに用いられています。
属名のStrelitziaはイギリス国王ジョージ3世(1738?1820)の王妃の名にちなんでつけられました。
日本でも、沖縄をはじめとする暖地で栽培されています。また、世界各国で多くの園芸品種がつくられ、切り花などに用いられています。
第16問
問題
写真の植物は、花の形から、別名キツネノテブクロ、英名もフォックス・グラブとつけられています。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1フウリンソウ
- 2ツリガネニンジン
- 3キツネノボタン
- 4ジギタリス
正解4ジギタリス
解説
ジギタリスはオオバコ科(旧ゴマノハグサ科)の二年草または多年草です。ヨーロッパ原産で、日本へは明治時代に渡来しました。草丈は1mを超すものが多く、先が開いた筒状の花をたくさんつけます。
属名のジギタリスはラテン語の「digitus」(指)の意味で、英名のフォックス・グラブや和名のキツネノテブクロもここからきています。
イギリスでは北部の森の中に多く自生しており、妖精がこの花をすみかにするといわれ、フェアリー・グローブ(妖精の手袋)、フェアリー・キャップス(妖精の帽子)、フェアリー・ティンブル(妖精の指ぬき)など、妖精に因んだ名もいくつかあります。
強心・利尿薬としての効果は、1775年にイギリスの医師によって認められ、以来、世界中で使われていますが、有毒植物でもあるので、観賞用に栽培するときは口にしない注意が必要です。
属名のジギタリスはラテン語の「digitus」(指)の意味で、英名のフォックス・グラブや和名のキツネノテブクロもここからきています。
イギリスでは北部の森の中に多く自生しており、妖精がこの花をすみかにするといわれ、フェアリー・グローブ(妖精の手袋)、フェアリー・キャップス(妖精の帽子)、フェアリー・ティンブル(妖精の指ぬき)など、妖精に因んだ名もいくつかあります。
強心・利尿薬としての効果は、1775年にイギリスの医師によって認められ、以来、世界中で使われていますが、有毒植物でもあるので、観賞用に栽培するときは口にしない注意が必要です。
第17問
問題
フェンスなどの垂直面に対して主幹や枝をぴったり張りつくように平面仕立てにする方法をエスパリエといういいます。エスパリエによく用いられている樹木の種類はどれでしょうか?
- 1ゲッケイジュ
- 2ヨーロッパブナ
- 3リンゴ
- 4プラタナス
正解3リンゴ
解説
リンゴ、ナシ、ブドウなど一般的に狭い庭で果樹を楽しむ手法とされていますので、正解はリンゴです。エスパリエはフランス語辞書に「樹墻(じゅしょう)」という訳語があり、墻とは垣根の意味です。
エスパリエはもともと、ヨーロッパ様式庭園に、生きた植物を使って建築的な効果を導入するために発達してきたもので、限られた空間に木本植物を植える便利な方法です。たとえば果樹を植えるにはそれなりの空間が必要ですが、このように仕立てることで小庭園での栽培も可能になります。
エスパリエはもともと、ヨーロッパ様式庭園に、生きた植物を使って建築的な効果を導入するために発達してきたもので、限られた空間に木本植物を植える便利な方法です。たとえば果樹を植えるにはそれなりの空間が必要ですが、このように仕立てることで小庭園での栽培も可能になります。
第18問
問題
キク科の多年草でユーラシア大陸に広く分布し、高山の岩場などに自生し、白い綿毛でおおわれたその美しい姿は「高貴な白」や「アルプスの星」などと呼ばれています。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1チングルマ
- 2ミヤマウズラ
- 3エーデルワイス
- 4コマクサ
正解3エーデルワイス
解説
キク科のウスユキソウ属の植物はユーラシアと南アメリカの両大陸の高山に30種ほど分布していますが、その中でエーデルワイスはユーラシア大陸に広く分布する種です。
ウスユキソウ属 Leontopodiumは「ライオンの足」という意味で、頭花を星のように取り囲む葉(苞葉)が白い軟毛でおおわれていることからつけられた名です。
ウスユキソウ属で日本に分布している種としてはウスユキソウ、ミヤマウスユキソウ、ハヤチネウスユキソウなどがあります。エーデルワイスは、清純、高貴、独立、自尊、孤高などを象徴しているといわれ、しばしば詩歌・美術などに登場します。オーストリアとスイスの国花にもなっています。
ウスユキソウ属 Leontopodiumは「ライオンの足」という意味で、頭花を星のように取り囲む葉(苞葉)が白い軟毛でおおわれていることからつけられた名です。
ウスユキソウ属で日本に分布している種としてはウスユキソウ、ミヤマウスユキソウ、ハヤチネウスユキソウなどがあります。エーデルワイスは、清純、高貴、独立、自尊、孤高などを象徴しているといわれ、しばしば詩歌・美術などに登場します。オーストリアとスイスの国花にもなっています。
第19問
問題
写真の植物は、南米原産の半つる性の一年草、または多年草で、花、葉や未熟の果実が料理に使われています。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ヒャクニチソウ
- 2キンレンカ
- 3ハナビシソウ
- 4キンセンカ
正解2キンレンカ
解説
キンレンカはノウゼンハレン科、ノウゼンハレン属の半つる性の一年草、または多年草です。和名はノウゼンハレンですが、別名のキンレンカ(金蓮花は花が黄色で葉が盾状につき、小さいながら蓮の葉に似ることに由来)の名で通用しているほか、英名ガーデンナスターチウムのガーデンを省略し、“ナスターチウム”の名でも呼ばれています。
この植物は今では花壇材料というよりも、ハーブとして植えられている場合が多く見られます。
花は料理のいろどりとし、また葉や未熟果にピリッとした辛味があり、サラダなど生食に適した草花です。なお、未熟果をすりつぶしたものはワサビの代用になります。
この植物は今では花壇材料というよりも、ハーブとして植えられている場合が多く見られます。
花は料理のいろどりとし、また葉や未熟果にピリッとした辛味があり、サラダなど生食に適した草花です。なお、未熟果をすりつぶしたものはワサビの代用になります。
第20問
問題
江戸時代の儒者で博物学者の貝原益軒は、「【 】を見るのは巳の時(午前11時頃)がよい。・・中略・・午の時(正午)より後に見るのは【 】というものを知らないからだ」と述べました。【 】に入る植物は何でしょうか?
- 1バラ
- 2ボタン
- 3キク
- 4ツバキ
正解2ボタン
解説
ボタン科は33種がユーラシア大陸と北アメリカに分布し、日本には2種自生し、ボタンとシャクヤクが広く栽培されています。ボタンは中国北西部の原産といわれ、日本へは奈良時代に薬用として渡来したようです。中国で「花王」とまで呼ばれた美しさは、日本においても人気を集め、特に江戸時代には300以上もの品種がつくられました。教訓書の『養生訓』や儒書の『大疑録』で有名な貝原益軒(1630〜1714)は、自然科学分野では『大和本草』を著し、薬用植物のみならず、農産物や加工食品、草花類などについて記しています。また、益軒は、自宅の庭で花や野菜などを作った経験を『花譜』や『菜譜』として刊行しています。
問題文とした花の鑑賞法は、1709年に刊行された『花譜』に記されている一文で、「牡丹をみるに、巳のときをよしとす。巳より後はひらけすぎ、花の精神おとろへちからなし。うるはしからず。午時より後にみるは、牡丹をしらざるなり。」とあります。
問題文とした花の鑑賞法は、1709年に刊行された『花譜』に記されている一文で、「牡丹をみるに、巳のときをよしとす。巳より後はひらけすぎ、花の精神おとろへちからなし。うるはしからず。午時より後にみるは、牡丹をしらざるなり。」とあります。





