花みどりミニ検定第197回 (2026/04/01~2026/04/30)
前回の解答と解説
第1問
問題
写真は、キリシマツツジ「日の出霧島」です。このように刈り込んだ樹形で花を咲かせるには、刈り込み剪定の時期が最も大切です。
この時期として、最も適切な時期はいつでしょうか?
この時期として、最も適切な時期はいつでしょうか?
- 1休眠期の2月頃がよい
- 2花芽がふくらみ始める3月頃がよい
- 3開花後の芽が伸びだした5月頃がよい
- 4芽が伸びて固まる梅雨明けの7月頃がよい
正解3開花後の芽が伸びだした5月頃がよい
解説
キリシマツツジは諸説はありますが、南九州に自生するサタツツジを主な母種として作り出されてきた園芸品種群といわれています。
毎年、4〜5月に咲く花は、前の年の5月に伸びた芽に7〜8月ごろ花芽が形成されて、その花芽が成長して冬を越し開花します。花芽を付けさせるためには、7月以前に充実した芽を伸ばすことが必要です。そのことから、刈り込み剪定をしてそのままの樹形で開花させるには、開花直後の芽の伸びだした5月下旬ごろが刈り込みの適期となります。その後の時期に刈り込んだ場合は、せっかくできている花芽を切り取ることになります。
毎年、4〜5月に咲く花は、前の年の5月に伸びた芽に7〜8月ごろ花芽が形成されて、その花芽が成長して冬を越し開花します。花芽を付けさせるためには、7月以前に充実した芽を伸ばすことが必要です。そのことから、刈り込み剪定をしてそのままの樹形で開花させるには、開花直後の芽の伸びだした5月下旬ごろが刈り込みの適期となります。その後の時期に刈り込んだ場合は、せっかくできている花芽を切り取ることになります。
第2問
問題
明治時代末に、東京市からワシントンD.C.に日米友好のために贈られたサクラの返礼として、大正時代にアメリカから贈られた春咲きの花木は何でしょうか?
- 1ハナミズキ
- 2フサアカシア
- 3サンシュユ
- 4ハクモクレン
正解1ハナミズキ
解説
ハナミズキは北アメリカ原産のミズキ科の落葉樹で、日本のヤマボウシに似ていることからアメリカヤマボウシとも呼ばれます。
英名はDogwood(犬の木)ともいいますが、これは犬の皮膚病(犬の蚤退治という説もあります)の治療にこの木の樹皮を煎じた汁を使ったからともいわれています。明治45(1912)年に日米友好のために日本から贈られたサクラの返礼として、大正時代の初めにアメリカから贈られた木としても知られています。アメリカ特産で花が美しいことから選ばれたといわれています。
アメリカから贈られた当時の花色は白花とピンクのものでしたが、その後、紅花多花性のチェロキー・チーフ、白花大輪のクラウド・ナインや黄覆輪葉のレインボーなどさまざまな園芸品種が導入されました。花弁のように見えるのは総苞片で、その中心に小さな花が球状に集まった花序があります。花とともに秋の紅葉や果実も美しいことから、公園や街路などに多く植えられています。
英名はDogwood(犬の木)ともいいますが、これは犬の皮膚病(犬の蚤退治という説もあります)の治療にこの木の樹皮を煎じた汁を使ったからともいわれています。明治45(1912)年に日米友好のために日本から贈られたサクラの返礼として、大正時代の初めにアメリカから贈られた木としても知られています。アメリカ特産で花が美しいことから選ばれたといわれています。
アメリカから贈られた当時の花色は白花とピンクのものでしたが、その後、紅花多花性のチェロキー・チーフ、白花大輪のクラウド・ナインや黄覆輪葉のレインボーなどさまざまな園芸品種が導入されました。花弁のように見えるのは総苞片で、その中心に小さな花が球状に集まった花序があります。花とともに秋の紅葉や果実も美しいことから、公園や街路などに多く植えられています。
第3問
問題
水原秋桜子の俳句には「来しかたや【 】咲く野の日のひかり」と詠まれ、春の奈良の野に、あふれるような日ざしを浴びて咲いている花の様子を表現しています。
【 】に入る植物は何でしょうか?
【 】に入る植物は何でしょうか?
- 1馬酔木(あせび)
- 2躑躅(つつじ)
- 3椿(つばき)
- 4辛夷(こぶし)
正解1馬酔木(あせび)
解説
「来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり」という句には「三月堂」という前書き(和歌や俳句の前の書き添え)があり、奈良の東大寺の三月堂で詠まれた句であることがわかります。奈良を巡ってきて、ほの暗い三月堂に立ってみると、道中の光景がしみじみと思い出されます。奈良の野には、馬酔木の花が咲き、あふれるような春の日ざしがふりそそいだのです。
「馬酔木の花」は春の季語。馬が食べると中毒を起こすことから、この名がついたといわれています。シカも食べません。また、奈良時代の歌集『万葉集』にも詠まれ、現在も奈良の春日大社周辺によく咲いています。
作者の水原秋桜子(1892〜1981)は、東京生まれの俳人です。東京帝国大学(現在の東京大学)医学部を卒業し、産婦人科医を務める一方、俳人としても活躍しました。俳句は高浜虚子に師事し、抒情あふれる作風で知られました。また俳句雑誌『馬酔木』を主宰し、石田波郷や加藤楸邨らを育てました。
なお、馬酔木は「あせび」とも「あしび」とも読みます。
「馬酔木の花」は春の季語。馬が食べると中毒を起こすことから、この名がついたといわれています。シカも食べません。また、奈良時代の歌集『万葉集』にも詠まれ、現在も奈良の春日大社周辺によく咲いています。
作者の水原秋桜子(1892〜1981)は、東京生まれの俳人です。東京帝国大学(現在の東京大学)医学部を卒業し、産婦人科医を務める一方、俳人としても活躍しました。俳句は高浜虚子に師事し、抒情あふれる作風で知られました。また俳句雑誌『馬酔木』を主宰し、石田波郷や加藤楸邨らを育てました。
なお、馬酔木は「あせび」とも「あしび」とも読みます。
第4問
問題
毎年3月下旬から4月になると南から桜前線が上昇してきます。気象庁が開花発表を行うクラは何という種類のサクラでしょうか?
- 1オオシマザクラ
- 2エドヒガン
- 3ソメイヨシノ
- 4マメザクラ
正解3ソメイヨシノ
解説
ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交配種といわれています。接ぎ木で増やしている為、すべて同じ遺伝子を持っており、同じ環境であれば、一斉に花を咲かせます。気象庁では、季節の進み具合等の気象状況の把握等のために特定の動物の発生時期や植物開花時期を調べる生物季節観測を行っています。サクラもその一つで、多くの地域でソメイヨシノの開花を観測していますが、北海道ではエゾヤマザクラやチシマザクラ、沖縄ではヒカンザクラを代替種目としていることがあります。
第5問
問題
この植物は、春の山菜としても人気のあるもので、食べるとまた一段と春を実感させてくれますが、「○○の大木、柱にならぬ」と、有り難くないことわざで揶揄されることもあります。「○○」の中に入る植物を下記の中から一つ選んで答えて下さい。
- 1ウド
- 2トウキ
- 3タラノキ
- 4ウコギ
正解1ウド
解説
ウドは、ウコギ科の多年草で、日当たりの良い草原や、林道の斜面などに自生し、草丈は1〜1.5mにもなります。茎の太さも大きなものになると3.5cmくらいになります。茎には白い毛があり、葉は卵形をしていて、二回羽状複葉です。この若芽、茎を採取し、料理します。また、東北や関東地方等各地で栽培されています。ウドは大きくて太いですが、茎はやわらかいので杖や箸にも棒にもならない、役に立たないところから「ウドの大木、柱にならぬ」と言うことわざが出来たようです。
樹木にもウドノキ(学名:Pisonia umbellifera)があります。小笠原諸島、奄美大島以南の南西諸島に分布する樹木で、高さは8〜15m、太さは直径1mを超えるものもありますが、材はとても軟らかくて、シャベルなどで幹をたたくとめり込んでしまい、木材としての利用はできないようです。「ウドの大木・・・」ということわざは、もしかすると、野菜のウドではなく、こちらの樹木から来たのかもしれません。
樹木にもウドノキ(学名:Pisonia umbellifera)があります。小笠原諸島、奄美大島以南の南西諸島に分布する樹木で、高さは8〜15m、太さは直径1mを超えるものもありますが、材はとても軟らかくて、シャベルなどで幹をたたくとめり込んでしまい、木材としての利用はできないようです。「ウドの大木・・・」ということわざは、もしかすると、野菜のウドではなく、こちらの樹木から来たのかもしれません。
第6問
問題
この植物の若い花芽は春の訪れの象徴にもなっており、あえものなどにして食べますが、そのほろ苦みが旬の味として好まれています。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1ヤマユリ
- 2カタクリ
- 3フキ
- 4スミレ
正解3フキ
解説
フキはキク科の多年草です。春先の花芽が地面でふくらんでくる「ふきのとう」の姿は、春の訪れの象徴として日本の季節感を示す重要な要素で、俳句では初春の季語にもなっています。
フキの葉柄は煮付けると独特の香りがあっておいしいので、人気のある山菜のひとつです。また、刻んでみそと混ぜ、ふきみそとしておつまみやおかずになります。
雌雄異株で雌株は花茎が高さ30cm前後になります。フキの変種のアキタブキ(オオブキ)で北海道では高さ2m前後、直径1mを超える葉をつけるものもあり、傘の代わりにもなります。東京、神奈川などで栽培すると矮化します。
フキの葉柄は煮付けると独特の香りがあっておいしいので、人気のある山菜のひとつです。また、刻んでみそと混ぜ、ふきみそとしておつまみやおかずになります。
雌雄異株で雌株は花茎が高さ30cm前後になります。フキの変種のアキタブキ(オオブキ)で北海道では高さ2m前後、直径1mを超える葉をつけるものもあり、傘の代わりにもなります。東京、神奈川などで栽培すると矮化します。
第7問
問題
春に野原に咲くスミレにはなかなか種子ができません。次のうち、スミレの最も有効な繁殖方法はどれでしょうか?
- 1葉の先に芽(無性芽)を出して増える
- 2美しい花とは別に、目立たない花(閉鎖花)をつけ種子をつけて増える
- 3美しい花に、まれに種子ができて増える
- 4根の先に根萌芽という芽(無性芽)を出して増える
正解2美しい花とは別に、目立たない花(閉鎖花)をつけ種子をつけて増える
解説
スミレの仲間は世界に約400種もあり、日本にも50数種が知られています。どの種のスミレも、上側に立つ2個の上弁、左右に開く2個の側弁、そして一番下の唇弁をもった花をつけます。春に咲く美しい花は開放花と呼ばれ、雄しべも雌しべもありますが、なぜかめったに種子ができません。
そのかわり、春の花が散ってから10月頃まで、花びらがなくて目立たない閉鎖花をつぎつぎとつけ、種子をたくさん作るのです。閉鎖花には、雄しべと雌しべがくっついていて、花が開かないうちに一つの花の中で雄しべの花粉が雌しべに付いて自家受粉が進みます。夏の頃にスミレの実を見ることができるのは、このためです。
しかし、スミレの花も時々は春の花で実を結びます。この時は昆虫によって他家受粉をしたからです。この方法で作られる種子の数は閉鎖花でできる種子の数に比べるとはるかに少ないのですが、こうしてスミレが他の個体の遺伝子を取り込むのに役立っているのです。
そのかわり、春の花が散ってから10月頃まで、花びらがなくて目立たない閉鎖花をつぎつぎとつけ、種子をたくさん作るのです。閉鎖花には、雄しべと雌しべがくっついていて、花が開かないうちに一つの花の中で雄しべの花粉が雌しべに付いて自家受粉が進みます。夏の頃にスミレの実を見ることができるのは、このためです。
しかし、スミレの花も時々は春の花で実を結びます。この時は昆虫によって他家受粉をしたからです。この方法で作られる種子の数は閉鎖花でできる種子の数に比べるとはるかに少ないのですが、こうしてスミレが他の個体の遺伝子を取り込むのに役立っているのです。
第8問
問題
次の植物は、いずれも色をあらわすときに用いられます。このうち、花の色がその色をあらわしている植物はどれでしょうか?
- 1クリ
- 2ムラサキ
- 3フジ
- 4アイ
正解3フジ
解説
植物と色とを結びつけることは洋の東西を問わずおこなわれています。花の色はフジ、モモ、スミレ(バイオレット)、サクラ、バラ(ローズ)などと多く、クリ、ブドウ、オレンジ、アズキなど果実や種子などの熟した状態の色をあらわすことも少なくありません。
日本では植物が染料として用いられることも多く、染料として染められたときの色の色名となっているものに、アイ(茎や葉を発酵させて用いる)、アカネ(根)、ムラサキ(根)、スオウ(種子とサヤ)などがあります。
フジ(藤)はマメ科のつる性木本で、本州・四国・九州の林縁などに野生します。4月から6月にかけて薄紫の花が房状になって咲き、この花の色を古くから藤色といいます。染色工芸では「春日ふじ」などという微妙な藤色もあって高貴で上品な色とされます。この春日ふじは藤原氏の氏神である春日大社(奈良県)の藤の花の色にちなむものです。
日本では植物が染料として用いられることも多く、染料として染められたときの色の色名となっているものに、アイ(茎や葉を発酵させて用いる)、アカネ(根)、ムラサキ(根)、スオウ(種子とサヤ)などがあります。
フジ(藤)はマメ科のつる性木本で、本州・四国・九州の林縁などに野生します。4月から6月にかけて薄紫の花が房状になって咲き、この花の色を古くから藤色といいます。染色工芸では「春日ふじ」などという微妙な藤色もあって高貴で上品な色とされます。この春日ふじは藤原氏の氏神である春日大社(奈良県)の藤の花の色にちなむものです。
第9問
問題
この植物は、ハーブの一種で写真のように美しい花が咲き、花はエディブルフラワーとして食べられます。しかし野菜として主に食べるのは植物の別の部分です。 この植物は何でしょう?
- 1ラベンダー
- 2ローズマリー
- 3チコリ
- 4アーティチョーク
正解3チコリ
解説
チコリはキク科で、古代ギリシャ・ローマ時代から知られ、日本には明治初め導入されました。若い芽に土をかけ日光が当たらないように栽培したものをサラダなどで食べます。この問題の選択肢は全てハーブといわれる植物です。
選択肢1のラベンダーはシソ科で、北海道でかなり大規模に栽培され、観光資源ともなっています。香りの良い植物なので、香水が主ですが花を乾燥してドライフラワーとしても楽しみます。
選択肢2のローズマリーはシソ科で、手に触れただけで芳香があり保胃・血行促進の薬効があり、肉料理などの香りづけにも使われます。
選択肢4のアーティチョークはキク科で、蕾の総花床(花床は花の中央にあって、萼・花・雄しべ・雌しべを着ける台の部分)を茹でて食べます。
選択肢1のラベンダーはシソ科で、北海道でかなり大規模に栽培され、観光資源ともなっています。香りの良い植物なので、香水が主ですが花を乾燥してドライフラワーとしても楽しみます。
選択肢2のローズマリーはシソ科で、手に触れただけで芳香があり保胃・血行促進の薬効があり、肉料理などの香りづけにも使われます。
選択肢4のアーティチョークはキク科で、蕾の総花床(花床は花の中央にあって、萼・花・雄しべ・雌しべを着ける台の部分)を茹でて食べます。
第10問
問題
原生地は地中海沿岸地方から西南アジア地方で、約40種ほどの仲間が知られています。秋に植え、春に咲く球根植物ですが、この植物の総称は何でしょうか?
- 1ヒヤシンス
- 2ムスカリ
- 3クロッカス
- 4アネモネ
正解2ムスカリ
解説
キジカクシ科(旧ユリ科)に属する球根植物です。植付けは9月下旬から11月上旬に行います。大球なら5号鉢に3球くらい植えると形が整います。花壇や大型プランターでは球間10~15cm植えで10~20球の群生にすると見映えがします。種や品種も多く、ルリムスカリ(和名)をはじめフサムスカリ、クロムスカリなどもあります。
酸性土壌をきらうので、苦土石灰や消石灰を多めに施すと花色、育ちともよくなります。2月に肥料を与え、3月中旬から5月上旬に開花します。葉長の半分が黄変したら掘り上げ、十分に乾かして貯蔵します。
イラク北部のシャニダール洞窟の発掘の際に、地層から発見されたネアンデルタール人遺骨周辺の土から大量の花粉が発見されました。その中にムスカリ属などが同定されたという論文が1968年に発表されています。
酸性土壌をきらうので、苦土石灰や消石灰を多めに施すと花色、育ちともよくなります。2月に肥料を与え、3月中旬から5月上旬に開花します。葉長の半分が黄変したら掘り上げ、十分に乾かして貯蔵します。
イラク北部のシャニダール洞窟の発掘の際に、地層から発見されたネアンデルタール人遺骨周辺の土から大量の花粉が発見されました。その中にムスカリ属などが同定されたという論文が1968年に発表されています。
第11問
問題
地中海地方に自生するアブラナ科の野菜の花で、この野菜は固まってつくつぼみと肥厚した花茎の部分を食用にします。
この植物は何でしょうか?
この植物は何でしょうか?
- 1アブラナ
- 2カリフラワー
- 3ハクサイ
- 4ブロッコリー
正解4ブロッコリー
解説
ブロッコリーはビタミン類や鉄分、カルシウム、カリウムなどを豊富に含む野菜として、家庭菜園でも人気の野菜です。祖先種に当たる植物は、キャベツ、ケール、メキャベツなどと共通で、ヨーロッパ西部や南部の海岸地帯に自生しています。
食用にするのは、肥厚した花茎とつぼみの塊(花蕾球)です。そのため収穫しないでそのまま育てると開花します。写真は花が咲き始めた状態で、やがて全体がアブラナ科特有の4弁の花におおわれます。カリフラワーも肥厚した花序を食用にする点では同じですが、ふつう黄白色をしています(最近は花蕾球が紫やオレンジになる品種もあります)。
食用にするのは、肥厚した花茎とつぼみの塊(花蕾球)です。そのため収穫しないでそのまま育てると開花します。写真は花が咲き始めた状態で、やがて全体がアブラナ科特有の4弁の花におおわれます。カリフラワーも肥厚した花序を食用にする点では同じですが、ふつう黄白色をしています(最近は花蕾球が紫やオレンジになる品種もあります)。
第12問
問題
『アンデルセン童話』の中に「おやゆび姫」の話があります。ある女の人が小さな子どもがほしいと魔法使いに頼むと,ひと粒の種をくれました。
それをまいて育てると、きれいな花が咲き、花の中に小さな女の子、おやゆび姫が座っていました。おやゆび姫が生まれたのは、何という花でしょうか。
それをまいて育てると、きれいな花が咲き、花の中に小さな女の子、おやゆび姫が座っていました。おやゆび姫が生まれたのは、何という花でしょうか。
- 1スイレン
- 2ユリ
- 3チューリップ
- 4バラ
正解3チューリップ
解説
おやゆび姫はチューリップの花から生まれました。
チューリップは中央アジアから地中海沿岸地域の原産で、16世紀にトルコからヨーロッパに紹介され、花の形がターバン(トルコ語でドゥルバン)に似ているので、ドゥルバン→チュリパム→チューリップになったといわれています。交配によって多くの品種が作られ、1634〜1637年の「チューリップ狂時代」には、変わった形や色の花を咲かせる球根が投機の対象となり、ヨーロッパ経済を大混乱に陥りました。日本へは幕末にオランダから伝わり、花にウコンの香りがあるので「ウッコンコウ(鬱金香)」と呼ばれました。
ちなみに童話では種をまいて花が咲いたとなっていますが、チューリップは品質改良のとき以外は、球根栽培がふつうです。
チューリップは中央アジアから地中海沿岸地域の原産で、16世紀にトルコからヨーロッパに紹介され、花の形がターバン(トルコ語でドゥルバン)に似ているので、ドゥルバン→チュリパム→チューリップになったといわれています。交配によって多くの品種が作られ、1634〜1637年の「チューリップ狂時代」には、変わった形や色の花を咲かせる球根が投機の対象となり、ヨーロッパ経済を大混乱に陥りました。日本へは幕末にオランダから伝わり、花にウコンの香りがあるので「ウッコンコウ(鬱金香)」と呼ばれました。
ちなみに童話では種をまいて花が咲いたとなっていますが、チューリップは品質改良のとき以外は、球根栽培がふつうです。
第13問
問題
チューリップの充実した球根を半分に切ると中に花になる芽が入っています。写真の中央にある黄色い部分がそれです。花芽があるので水栽培もできますが、水栽培を行う際、特に気を付けなければいけないことがあります。
それはどんなことか、下記の中から選び番号で答えて下さい。
それはどんなことか、下記の中から選び番号で答えて下さい。
- 1水の中にチッソ肥料を溶かして栽培する
- 2蕾(つぼみ)が見えるようになるまで日陰で育てる
- 3冬の寒さにあてる
- 4水栽培する前に球根の皮を取り除く
正解3冬の寒さにあてる
解説
問の写真の黄色い部分(花芽)を取り出して、ピンセットで少しほぐすと、右の写真で見られるように、雄しべ、雌しべ、花被片(かひへん)※があり、いつでも咲くことができる状態になっていますが、花が咲くには寒さに一定期間当たる必要があります。
球根を秋花壇に植えると冬の寒さに当たり、通常春に花が咲きます。水栽培や鉢植えで家の中で育てる場合、暖房の効いた室内だけでずっと育てると、寒さに当たっていないので、花は咲きません。
チューリップの水栽培の場合は生育途中で倒れやすいので、早咲きで草丈の低い品種を選んだ方が上手く咲かせることができます。
水栽培の場合暗いところの方が根が伸びやすいので、根が伸びるまでは暗いところに置き、根が伸びきったら明るいところで育てます。
※花被片:花弁と萼片(がくへん)にあたる。
球根を秋花壇に植えると冬の寒さに当たり、通常春に花が咲きます。水栽培や鉢植えで家の中で育てる場合、暖房の効いた室内だけでずっと育てると、寒さに当たっていないので、花は咲きません。
チューリップの水栽培の場合は生育途中で倒れやすいので、早咲きで草丈の低い品種を選んだ方が上手く咲かせることができます。
水栽培の場合暗いところの方が根が伸びやすいので、根が伸びるまでは暗いところに置き、根が伸びきったら明るいところで育てます。
※花被片:花弁と萼片(がくへん)にあたる。
第14問
問題
写真は4月下旬、東京周辺で2株並んで植えられていたソテツの中心部を写したものです。
この黄白色に見える部分は何でしょうか?
この黄白色に見える部分は何でしょうか?
- 1左が雄花で右が雌花
- 2両方とも雌花
- 3左が雌花で右が雄花
- 4両方とも雄花
正解3左が雌花で右が雄花
解説
ソテツは九州南部から沖縄に分布する常緑の裸子植物です。雌雄異株で、問題写真の左が雌株で雌花を、右が雄株で雄花をつけています。
雄花は長さが50?70cmの狭楕円体で、花軸のまわりにオール状の小胞子葉(雄しべ)を多数つけますが、この小胞子葉の裏面には小胞子嚢(花粉嚢)が密生します。雄花でつくられた花粉は雌花に受粉後、花粉管を伸ばし、その中に精子ができます。これは平瀬作五郎によるイチョウの精子の発見後、池野成一郎により発見されました。ソテツやイチョウのように精子をつくるのは花の咲く植物の中では古いタイプです。
秋になると、雌花の中にはクリの実大のたくさんの赤い実がなりますが、その実や幹の髄は有毒です。しかし、よく水にさらせば食べられるようになります。ソテツの葉は切り花に用いられるため、房総半島南部より西の地方の暖地では栽培して葉を出荷するところもあります。
雄花は長さが50?70cmの狭楕円体で、花軸のまわりにオール状の小胞子葉(雄しべ)を多数つけますが、この小胞子葉の裏面には小胞子嚢(花粉嚢)が密生します。雄花でつくられた花粉は雌花に受粉後、花粉管を伸ばし、その中に精子ができます。これは平瀬作五郎によるイチョウの精子の発見後、池野成一郎により発見されました。ソテツやイチョウのように精子をつくるのは花の咲く植物の中では古いタイプです。
秋になると、雌花の中にはクリの実大のたくさんの赤い実がなりますが、その実や幹の髄は有毒です。しかし、よく水にさらせば食べられるようになります。ソテツの葉は切り花に用いられるため、房総半島南部より西の地方の暖地では栽培して葉を出荷するところもあります。
第15問
問題
和紙の材料として使われるこの木は、3〜4月に黄色い花を咲かせます。次のうち、どれでしょう。
- 1ミツマタ
- 2ヤマブキ
- 3レンギョウ
- 4サンシュユ
正解1ミツマタ
解説
コウゾやミツマタは、樹皮の繊維が強いため、和紙の材料として使われています。ミツマタは、高級和紙の材料であると共に、明治12(1879)年から現在でも、日本のお札の材料として使われています。ミツマタの枝は、どの枝を見ても分枝部分が「三又」になっていることから「ミツマタ」と呼ばれるようになりました。早春に蜂の巣のような黄色い花を咲かせると春が来たのを感じる人も多いのではないでしょうか。
第16問
問題
写真の植物は、本州、四国、九州の山地のやや湿った林下でみられる多年草です。花期は、3月〜4月です。この植物は、ヒメギフチョウの食草として知られています。この植物の名前はなんでしょうか。選択肢の中から正しいものを一つ選び番号で答えてください。
- 1カンアオイ
- 2ウマノスズクサ
- 3ミヤマハタザオ
- 4ウスバサイシン
正解4ウスバサイシン
解説
写真の植物は、ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)です。本州、四国、九州の比較的高い山の林の切れ目などの湿った場所に、群生しているのを見かけます。和名は薄葉細辛で、根を漢方で細辛といい、鎮痛、鎮咳、去痰に用います。花期は3〜5月です。ヒメギフチョウの食草として知られています。カンアオイ(ウマノスズクサ科)はギフチョウの食草です。ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)やオオバウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)はジャコウアゲハの食草です。ミヤマハタザオ(アブラナ科)はクモマツマキチョウの食草です。
第17問
問題
立春も過ぎ南風が吹きだしますと、日本列島も南の方からツバメやサクラの頼りと共に、野山も目覚め、草木が芽吹き、山菜採りの季節です。山菜もその地方、地方により、独特な呼名があるようです。よく食べられるクサソテツにも独自の地方名があります。下記から選んで番号で答えて下さい。
- 1シドケ
- 2コゴミ
- 3ウルイ
- 4トトキ
正解2コゴミ
解説
クサソテツはシダ植物で、名前の由来は、川原などに群生する葉を広げた姿が、ソテツに似ていることからクサソテツと和名がつけられました。シダ植物ですから、栄養葉と胞子葉に分かれていて、胞子葉は翌年の新しい芽が出ても残っている物もあります。また、この胞子葉はガンソク(雁足、水鳥のガンの足)と呼ばれ、生け花の材料にも使われていることもあります。山菜としての食べ方は、各種和え物(ゴマ、みそ、からし、白)、ダシ醤油に漬けこんだ物、春が旬の魚との吹き合わせ、天ぷらなど、食べ方はいろいろとありますが、長期保存ができないのが欠点です。朝市などで、容易に手に入れることが出来るようになりました。
なお、名前の由来となったソテツ(蘇鉄)は、1896年池野成一郎氏のソテツの精子発見し、シダ植物と裸子植物に類縁性があることが確証されました。
なお、名前の由来となったソテツ(蘇鉄)は、1896年池野成一郎氏のソテツの精子発見し、シダ植物と裸子植物に類縁性があることが確証されました。
第18問
問題
この植物は、ウコギ科の植物です。ウコギ科の仲間には、木本と草本があり、下記の植物は、全て樹木です。この中に、秋になると葉が色付き、散ってしまう落葉樹があります。それはどれでしょうか。
- 1ヤツデ
- 2カクレミノ
- 3コシアブラ
- 4キヅタ
正解3コシアブラ
解説
コシアブラ(漉油)は、高さが15mほどにもなる落葉樹で、九州から北海道まで分布し、山地の雑木林などで見られる樹木です。昔、この木から樹液を採集し、ウルシに似た塗料「金漆(ゴンゼツ)」に用いたことから、別名のゴンゼツと言ったほうが理解されやすい地方もあるようです。木の材質はやわらかく白い色で、これを薄く削いで三つ編みにした物で、夏にかぶる経木帽子や、正月に使う祝箸などに利用されていました。今ではそんな利用も少なくなっているようです。それに引き換え昨今は、春になると山菜としての人気が高くなってきました。若い芽を摘み、和え物・天ぷら、また山菜ピラフにと、いろいろ楽しむことができます。 また、この木の葉は掌状形といって、手のひらを広げたような形です。秋の黄葉は、白みがかった薄黄土色で、向こうが透けて見えるような感じです。
第19問
問題
私たち日本人に親しまれて来た「ダイコン(大根)」は根菜の代表ともいえます。地中海あたりが原産地のようです。ダイコンの根はまっすぐに伸びる主根とひげ根からなっています。図でダイコンのひげ根はどのように出ているでしょうか。正しいものの番号を記入しなさい。
- 11のイラスト
- 22のイラスト
- 33のイラスト
- 44のイラスト

正解11のイラスト
解説
今では季節を問わず、八百屋・食品売り場で見る大根ですが、その根はカブやニンジンと同じように直根といわれ、主根とひげ根(不定根)からできています。大根の上部は根ではなく、発芽した時の胚軸の部分です。ですからここは、ふつう地上に出ていて、ひげ根はありません。そしてそのひげ根はダイコンの切り口で見ればほぼ左右二方向に出ています。ダイコンは発芽すると2枚の双葉(幼葉)が出ますがこの方向にひげ根が出ます。
第20問
問題
写真は、マドンナリリー(和名 ニワシロユリ)という名のユリです。純白の花はさわやかで甘い香りがします。このユリの説明として、正しいものを次の4つの記述文の中から選んでください。
- 1アルプスの涼しい高原に生えている。
- 2初秋に大輪の花をたくさん咲かせる。
- 3葉は秋に枯れるので、冬の間水やりはしない。
- 4一般のユリと違って、上根がない(球根の上に出る根がない)。
正解4一般のユリと違って、上根がない(球根の上に出る根がない)。
解説
マドンナリリーは、小アジア南端部からシリア、イスラエルなど地中海東部沿岸地域が原産のユリです。このユリは美しいだけでなく、鱗片や花から作られた軟膏が薬として利用されたため、フェニキア人によって、地中海西部沿岸へと伝えられたそうです。初夏に咲く中輪の花は純白でさわやかな香りを持つため、聖母マリアの純潔の象徴として教会などに飾られ、レオナルドダヴィンチの絵画、「受胎告知」にも描かれています。 夏場大変乾燥する地域に生育するため、栽培の際には水をやり過ぎないことが重要です。一般的なユリと違い上根がないため、それほど深く植える必要はありません。冬も葉を繁らせていることも特徴で、鉢植えの場合水を完全には切らさないようにすることも大切です。





